2008年 01月 28日
ガヤ、ブッダガヤー、バラナシ
1月22日
ガヤ駅前のホテルをチェックアウト、
テンプーに乗り、ブッダガヤに向かう。
ブッダガヤーは、仏陀が悟りを開いた地。
静かな田園風景が広がる土地の中に
マハーボーディー寺院が建つ。たいへん美しい寺院。
large マハーボーディー寺院
おおぜいの、アジア各国のひとびと、あるいは欧米からと思われるひとびとが
静かに祈りをささげている。
こちらも自然と厳粛な気持ちになる。
「尊敬と謙遜と満足と感謝と、(適当な)時に教えを聞くこと、
これがこよなき幸せである」 (岩波文庫版『ブッダのことば』より)
旅行中、『ブッダのことば』と、立松和平の『人生いたるところにブッダあり』を
たまに開いて読んでいる。
「人にやさしく対すれば、人はやさしい。
よい言葉を向ければ、よい言葉が返ってくる。
人に刀杖を加えれば、人に刀杖を加えられてしまう。
すべて自分がふりまいた種なのだ。
人を幸福にしてあげたほうがいい。自分も幸福になれるのだから。
全肯定して生きる人生が一番楽しく、すばらしい。
笑っていたほうがいい。苦しみも、もしかしたら苦しみ方次第によって
それが縁となって、花開くこともあるに違いない」
(立松和平『人生いたるところにブッダあり』より)
昼、テンプーでガヤに戻る。
マガールサライ(バラナシ市内の駅)までのチケットを買う。
懲りずにまた2等車。67ルピー。
13:40発の列車に乗るつもりだったが、
ドアからこぼれそうなくらい人が乗っていて、あきらめる。
(インドでは列車のドアは開きっぱなしです)
次の便は14:30発。なんとか乗り込むが、これも超満員。
まったく身動きできないまま、3時間をすごす。
外は見えないし、車内放送もまったくないから、
このままではマガールサライに着いても
降りることができないのでは、と心配になる。
そこで、自分がマガールサライで降りることを
近くの乗客に、片っ端から伝える。(あとでこれが役に立った)
17:40マガールサライ着。
隣の青年が、次がマガールサライだと教えてくれ、
駅に着くと、バックパックごとドアの外に押し出してくれた。
14人の客を乗せたテンプー(どう見ても定員は6人くらいだ)で
バラナシの中心部に向かう。
リクシャーに乗り換え、宿泊予定の『サンシヴァゲストハウス』へ。
1泊250ルピー(≒700円)。ホットシャワー付きのシングルルーム。
(ここのシャワーは、ほんとに「ホット」で、ホッとしました)
1月23日
きょうも雨が降っている。
ホテルのスタッフが、ガンジス河、 ヴィシュワナート寺院などに連れて行ってくれる。
テンプーを運転する青年が、しじゅう歌を歌ってたのしい。
カトマンズ行きのツーリストバスの予約をたのむが、
土曜日(26日)まで運行しないとのこと。
やむを得ず、列車(もう乗りたくない・・・)とローカルバスで行くことにする。
夕方、ひとりで外出。
帰り道、迷う。
通りかかったレストランに入り、道をたずねる。
チャイニーズチョプスイとコーラ。
チョプスイは、「かたやきそば」みたいな食べ物。おいしい。
宿への道の途中で、少年から焚き火に当たっていけとすすめられる。
写真を撮り、日本に戻ったら郵送する約束をする。
1月24日
朝、スタッフのピントゥーと外出。
ガートを見学、紅茶の店、アクセサリー店に行く。
すこし買い物。
同じホテルに泊まる、韓国人のキム・ヨンスウ君と親しくなる。
大学生の彼は、世界のあちこちを旅していて、
この春卒業するらしい。
ビジネスマンになるのかと聞いたら、まだ決めていないとのこと。
あまり働きたくなさそうだ。
夜、チェックアウト。
リクシャーに乗り、バラナシ駅へ向かう。
0:30発、ゴダプール行きの夜行列車。
こんどはちゃんと寝台を予約してある。
駅に着き、インクワイリー(案内所)に到着ホームをたずねると、
1時間ほど遅れていると言われる。