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ガヤ、ブッダガヤー、バラナシ

ガヤ、ブッダガヤー、バラナシ_a0034487_1057020.jpglarge ガヤ駅
1月22日
ガヤ駅前のホテルをチェックアウト、
テンプーに乗り、ブッダガヤに向かう。
ブッダガヤーは、仏陀が悟りを開いた地。
静かな田園風景が広がる土地の中に
マハーボーディー寺院が建つ。たいへん美しい寺院。

ガヤ、ブッダガヤー、バラナシ_a0034487_1044427.jpglarge マハーボーディー寺院
おおぜいの、アジア各国のひとびと、あるいは欧米からと思われるひとびとが
静かに祈りをささげている。
こちらも自然と厳粛な気持ちになる。

「尊敬と謙遜と満足と感謝と、(適当な)時に教えを聞くこと、
これがこよなき幸せである」 (岩波文庫版『ブッダのことば』より)

旅行中、『ブッダのことば』と、立松和平の『人生いたるところにブッダあり』を
たまに開いて読んでいる。

「人にやさしく対すれば、人はやさしい。
よい言葉を向ければ、よい言葉が返ってくる。
人に刀杖を加えれば、人に刀杖を加えられてしまう。
すべて自分がふりまいた種なのだ。

人を幸福にしてあげたほうがいい。自分も幸福になれるのだから。
全肯定して生きる人生が一番楽しく、すばらしい。
笑っていたほうがいい。苦しみも、もしかしたら苦しみ方次第によって
それが縁となって、花開くこともあるに違いない」
(立松和平『人生いたるところにブッダあり』より)


昼、テンプーでガヤに戻る。
マガールサライ(バラナシ市内の駅)までのチケットを買う。
懲りずにまた2等車。67ルピー。

13:40発の列車に乗るつもりだったが、
ドアからこぼれそうなくらい人が乗っていて、あきらめる。
(インドでは列車のドアは開きっぱなしです)
次の便は14:30発。なんとか乗り込むが、これも超満員。
まったく身動きできないまま、3時間をすごす。
外は見えないし、車内放送もまったくないから、
このままではマガールサライに着いても
降りることができないのでは、と心配になる。
そこで、自分がマガールサライで降りることを
近くの乗客に、片っ端から伝える。(あとでこれが役に立った)

17:40マガールサライ着。
隣の青年が、次がマガールサライだと教えてくれ、
駅に着くと、バックパックごとドアの外に押し出してくれた。

14人の客を乗せたテンプー(どう見ても定員は6人くらいだ)で
バラナシの中心部に向かう。
リクシャーに乗り換え、宿泊予定の『サンシヴァゲストハウス』へ。
1泊250ルピー(≒700円)。ホットシャワー付きのシングルルーム。
(ここのシャワーは、ほんとに「ホット」で、ホッとしました)


1月23日
きょうも雨が降っている。
ホテルのスタッフが、ガンジス河、 ヴィシュワナート寺院などに連れて行ってくれる。
テンプーを運転する青年が、しじゅう歌を歌ってたのしい。

カトマンズ行きのツーリストバスの予約をたのむが、
土曜日(26日)まで運行しないとのこと。
やむを得ず、列車(もう乗りたくない・・・)とローカルバスで行くことにする。

夕方、ひとりで外出。
帰り道、迷う。
通りかかったレストランに入り、道をたずねる。
チャイニーズチョプスイとコーラ。
チョプスイは、「かたやきそば」みたいな食べ物。おいしい。
宿への道の途中で、少年から焚き火に当たっていけとすすめられる。
写真を撮り、日本に戻ったら郵送する約束をする。


1月24日
朝、スタッフのピントゥーと外出。
ガートを見学、紅茶の店、アクセサリー店に行く。
すこし買い物。

同じホテルに泊まる、韓国人のキム・ヨンスウ君と親しくなる。
大学生の彼は、世界のあちこちを旅していて、
この春卒業するらしい。
ビジネスマンになるのかと聞いたら、まだ決めていないとのこと。
あまり働きたくなさそうだ。

夜、チェックアウト。
リクシャーに乗り、バラナシ駅へ向かう。
0:30発、ゴダプール行きの夜行列車。
こんどはちゃんと寝台を予約してある。
駅に着き、インクワイリー(案内所)に到着ホームをたずねると、
1時間ほど遅れていると言われる。
by hitsujiya-azumino | 2008-01-28 22:56 | 旅の写真