2008年 01月 27日
カトマンズからポカラへ
【連絡先】hitsujiya.azumino@gmail.com ※「そば&茶屋ふじもり」は営業しています。(毎週水曜日)
豆売り屋さんの娘(カトマンズ) large
1月15日 ポカラに向かう日の朝。
両替屋で、日本円を、米ドルとネパールルピーに両替する。
きのう頼んだ「タンタンTシャツ」を受け取り、
JAZZという名の青年が働く店で、皮のかばんを買う。
「うちのボスはしけてるぜ、給料少ないぜ~」
と、忌野清志郎の歌みたいなことを言う。
パンパニケルベーカリーで朝ごはんを食べる。
ヤクチーズサンドイッチとチャイ。115ルピー。
オーナーのおじさんが話好きな人で、
昔、ボダナートで味噌や納豆を作っていたこと。
両親は「くさい」と言って喜んでくれなかったこと。
ある日を境に、注文がたくさん来るようになったこと。
その後パン屋に転業し、カトマンズに店を開いたことなどを話してくれる。
食べ物を売る店は良い、投資が要らないから、とも。
「パンパニケル」は、ドイツ語でブラウンブレッドの種類のひとつを意味するらしい。
パンパニケルベーカリーのオーナー(カトマンズ)
ビーンズコーヒーをごちそうしてもらう。
コーヒーも、アメリカ人や日本人に受けるように、ずいぶん研究した。
ネパールでは「オーガニック」のほうが安いのだそうだ。
面白い話をたくさんしてくれました。
ホテルをチェックアウト、リクシャーに乗り、バスパークへ。
ポカラ行きのローカルバス、11時ころ発車。300ルピー。
バスの前面は「デコトラ」状態、
車内には、ネパール(インド?)のポップスが大音量でかかっている。
屋根の上にも客がたくさん乗っている。彼らは、いくらなのか。
途中、お客さんを下ろしたり乗せたりしながら進んでいく。
山道・峠道を揺れる、揺れる、おもいきり揺れながら
前の車をブンブン追い越し、爆走する。(まさに爆走だよ、日本じゃ考えられんわ)
そのうち、胃袋が締め付けられるように苦しくなってくる。
子どものころ、車酔いにさんざん悩まされたワタクシとしては、
山道のバスがだいじょうぶなのか、というのが心配のひとつでした。
しかし、なんとか、それほどひどくならず持ちこたえる。えかったのー。
ポカラ17:30着。
8時間くらいかかると言われていたので、早かった。
バスを降りると、すぐに客引きにつかまり、
宿を紹介すると言って、つきまとわれる。
「予約してあるから」(ホントはしてません)と伝えても、
「それはどこだ、オレが紹介するところと比べてから決めてくれ」としつこい。
いやなので、目の前のチベット料理店に飛び込む。
ひとりで「うどん」(トゥクパ?)を食べるおじさんと同席する。
チャイを注文。
おじさんに「地球の歩き方」に付いている地図を見せ、
いまどのあたりにいるのかを教えてもらう。
宿を「シャンティ・ゲストハウス」に決め、
ここからどれくらいかかるか尋ねると、
オートバイで宿まで送ってくれるという。
ありがたくお願いしたら、チャイのお金まで払ってくれた。一緒に外に出る。
おじさんの背中につかまり、出発。
約10分後、ゲストハウス着。
お金は要らないと断られ、握手をして別れる。
ゲストハウスのオーナーから
1階と2階の部屋を見せるから自分で選ぶようにと言われる。
2階に泊まることにする。200ルピー(≒340円)。
この値段なら、トイレットペーパーがなくても、バスタオルがなくても、
チェックインしたとたんに停電したって、オーケーである。
顔を洗い、外に出る。
湖畔の、レストランやみやげ物店が並ぶ通りを歩く。
途中のカーペット屋で日本人に会う。
レストランで夕ごはん。FISH TIKKAとコーラ。
ナンの上に焼き魚とサラダがのっている。
店内にかかっている音楽が渋い。店員にジャケットを見せてもらう。
そういえば、カトマンズの路上で、CDショップから妙に印象に残る歌が聴こえてきて、
だれかと思ったら、トレイシー・チャップマンの「BABY I CAN HOLD YOU」だった。
ボブ・マーリーもよくかかっていました。
ポカラは、のんびりとしたリゾート地の風情です。
どうやら1月はオフシーズンらしく、
商売の人たちも、なんとなく緊張感に欠けている感じ。
「いまの時期くらい休ませてくれよ~」と思っているのかどうか。
large バザールでスパイスを売る若い夫婦(カトマンズ)
large 売り物のスパイスです
large バザールの雑踏(カトマンズ)
large パタン
large パタン
large パタン
large パタン
large ポカラ
large オレンジ売りの露店(ポカラ)
large アクセサリー屋の夫婦(ポカラ)
large ポカラ
large ポカラ