2006年 01月 11日
ひつじ屋旅日記
お正月の休みを利用して旅行に出かけました。
青春18切符を使った5日間の鈍行列車の旅です。
観光地のレンタサイクル、カフェ、観光案内所などを見てまわる計画です。
今後のひつじ屋に役立てることができるような勉強をしてこようと。
初日(1/3)は、塩尻から中央西線、名古屋経由で京都へ。京都まで約6時間。
景色を眺める→本を読む→眠る、だいたいこのくり返し。
左の写真は名古屋駅ホームの地下通路。右は京都駅。いつ見ても巨大な京都駅。
《写真を大きくして見る》 ① ②
京都着12:57。駅を出て、観光案内所に寄り地図を買う。「京都観光案内地図」京都市観光協会発行。100円。
この地図と、おまけでもらった「市バス観光マップ」が、再び立ち寄った5日目にも大いに役に立つ。
【教訓】 観光マップは重要。有料でもいいから、わかりやすく、つかいやすいものを提供したほうがいい。
京都駅近くのレンタサイクル店 KCTP(京都サイクリングツアープロジェクト)で
「内装8段変速」という新車を借りる。
ここのホームページ、自転車レンタルのシステム、サイクリングマップなど
ひつじ屋は開店当初たくさん勉強させてもらいました。
おそらく国内では、サービスやシステムなど最も進んだレンタサイクル店です。
夕方、自転車を返却(1日1300円)、こんどは山陰線に乗り、福知山まで行く。
ほんとうはもう少し先まで行きたかったのだけれど、
日が暮れて景色が見えなくなると、とたんに電車に乗っているのがつらくなる。
待合室の公衆電話備え付けのタウンページでビジネスホテルを探す。
予約したのは「セイワホテル」。シングル5800円。
以上1日目。この日はデジカメの調子が悪く、ほとんど写真が撮れず。
壊れちゃったのかな~、困ったな。と思っていたら、翌日はちゃんと動いた。なんだよ。
《写真を大きくして見る》 ③ ④
旅の2日目。朝、福知山発6:19豊岡着7:27、豊岡発7:45浜坂着8:52。
上の写真は、豊岡と浜坂のあいだ、餘部(あまるべ)鉄橋からの日本海の眺めと、餘部駅から鉄橋を見た写真。
浜坂発9:16鳥取着10:01。写真は鳥取行きのディーゼル列車。
《写真を大きくして見る》 ⑤ ⑥ ⑦
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鳥取駅で降り、バスに乗って鳥取砂丘へ。
「こんとあき」(林明子作・福音館書店)という絵本のなかに、鳥取砂丘が出てくる。
「あき」のおもり役としておばあちゃんのところからやって来た、キツネのぬいぐるみの「こん」。
あきが大きくなるにつれて、こんもだんだん古くなり、とうとう腕がほころびてしまった。
「さきゅうまちに かえって おばあちゃんに なおしてもらってくる」というこんに、あきは「わたしもつれてって」。
2人だけの、大冒険が始まった。
しっぽを電車のドアにはさまれたり、犬に砂の中に埋められたり…。
次々と大変な目にあっても「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と言い続け、あきに心配をかけまいとする、こん。
あきは、おばあちゃんの家を目指し、こんをおぶって広大な砂丘を必死に歩くのだが・・・・。
(アマゾンドットコムの紹介より)
というお話。この本を読んでから、いちど鳥取砂丘に行ってみたいと思っていた。
本に描かれた「さきゅうまち」が、その向こうに日本海が、眼前に広がる。
駅に戻る前に本を買おうと思い、帰りは駅前通りの先っぽの停留所でバスを降りる。
そうして歩いていて見つけた本屋さん「定有堂書店」がとてもおもしろくて、つい長居をする。
本棚はテーマ別に分けられ、それぞれの場所に単行本と新書と文庫本がいっしょに並べられている。
店主はおそらく、置きたい(置いてもいい)、売りたいと思う本だけを並べている。
売り場の隅々まで心配りの行き届いた、美しく、楽しい本屋さん。すばらしい。
棚をゆっくり見てまわり、荷物になるけどまぁいいか、ということで本を5冊買う。
そのうちの一冊、「父の暦」の作者(漫画家)谷口ジローは、鳥取市出身。
定有堂さん、また来ます。きょうは、砂丘とすてきな本屋さんに出会って、満足です。
定有堂書店 〒680-0037 鳥取市元町121
TEL&FAX: 0857-27-6035 e-mail: teiyu@nifty.com
営業時間 10:00~20:00(平日) 10:00~19:00(日・祭・水) 年中無休
◆◆◆
鳥取発14:05米子着15:51、米子発15:53出雲市着17:11。
出雲市駅前の東横インに予約を入れる。シングル5250円。東横インは、いい。
①「禁煙ルーム」を選べる。
②インターネットができる(無料)。
③朝食が無料で食べられる。おにぎり食べ放題、お茶と漬物と味噌汁、コーヒーサービス。
④間接照明が、落ち着いた居心地のよい室内を演出。
禁煙ルームは、いまはめずらしくないのだろうか。
この翌日に泊まった、小倉(北九州市)のビジネスホテルでは、部屋に入ったとたんタバコのにおいが鼻につき、つらかった。
世の中どこでも、喫煙をこれだけ制限しているのだから、タバコ臭いホテルの部屋はまずいと思う。
【教訓】 これからは「禁煙ルーム」が、ふつうでしょう。