2005年 11月 22日
オーリアッドにて
11月19日(土) はれ
夜、長野県辰野町の「オーリアッド」へ。きょうは「Rolling 60's Live Party」の日。
フォークシンガーにして翻訳家、そしてオーリアッドのオーナーでもある三浦久さんをはじめ
たくさんの人たちが歌い、ギターを弾き、にぎやかな夜を楽しむ。
三浦さんは、11月14日が60回目の誕生日だった。
その還暦祝いを兼ねたきょうのパーティーなので、三浦さんはサンタクロースのように、赤い。
帽子と靴下は奥さまのカオルコさん(下段左の写真)から、
ギターとラグビージャージはふたりの息子さんから贈られたもの。
下段右の2枚にうつっているのは、長野県波田町在住の藤原和義さん。
彼が歌った「オーリアッド」「バラライカ」「テネシーワルツ」、とてもよかった。
「バラライカ」は、70年代初め新宿の歌声喫茶「ともしび」で
7週連続リクエスト一位の座を占めたという名曲。
その「バラライカ」を作ったのが、藤原さんです。
「オーリアッド OREAD」は、ギリシャ神話に登場する山の妖精の名前。
藤原さんが作り、三浦さんの店の名を冠したこの曲は、
オーリアッドの「妖精」である三浦さんの奥さまのことを歌っている。
ライブ終了後の打ち上げパーティーで、藤原さんからいろいろ話をうかがう。
三浦さんもいっしょに、以前から計画中のひつじ屋でのライブは、
三浦久と藤原和義のジョイントコンサートにしようということになった。
ますます責任重大のひつじ屋である。
人生は流れる。ライブから3日後、藤原和義さんがひつじ屋にやってきた。
注文のコーヒーを淹れながら、話をする。
あらためて、ひつじ屋でのライブのお願いもしました。
藤原さんの故郷は、北海道の丸瀬布(まるせっぷ)という町。
旭川から石北本線に乗って、北東へ数百キロ、オホーツク海に出る手前にある。
まるせっぷ、はアイヌ語で「3つの川が集まるところ」という意味なのだそうだ。
もともとのアイヌ語では「マウレセウプ」。
藤原さんが卒業した高校のある、近くの遠軽(えんがる)という町は
インカルシペ=遠くまで見渡せるところ、の意。
じっさいに、遠軽駅の裏にはほぼ垂直のがけがあって、眺めがよいらしい。
なんて話を聞いていたら、北海道へ行ってみたくなったことだよ。