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梅雨の合い間の暑い日曜日でした

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この週末は良いお天気になりました。
気温もぐんぐん上がって、きょうの最高気温は32℃。
レンタサイクルのお客さまには
写真のような麦わら帽子を無料でお貸ししておりますが、
どうぞ水分を充分に取り、無理のないスケジュールでお楽しみくださいね。

穂高駅前は登山者の姿も多く、
いよいよ夏のシーズンが始まりそうなざわめきを感じたことでした。
























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大江健三郎は、A・A・ミルンの『クマのプーさん』(石井桃子訳、岩波書店)に登場するメランコリックなロバの名前を、息子の愛称に選び、今では、イーヨーと言えば、誰でも『クマのプーさん』より大江健三郎の名と小説を思い浮かべることになっている。家の去勢猫はトラ柄で、トラー、という名前なのだが、正式には、『プー横丁にたった家』(石井桃子訳、岩波書店)に登場する、とびはね屋で幼稚な甘ったれのトラー(原文ではTig-ger)から借りて、トラーと音引きがある。マンションの一階に住んでいるので、外へ出歩くのを自由にさせているが、外で顔をあわせて、トラー、トラ、トラ、と呼ぶと、駆けよってきて、ン、グググググ、とノドを鳴らす。最初の、ン、という声は、ニャ、という音を出さずに口を開いて鳴くものだから、ニャンという声の、ンだけが音になるのである。ン、ググググ、と駆け寄って来て、足もとの地面にゴロリと横になってからだをクネクネとさせ、お腹を出し背中を地面にこすりつけて、猫好きの人にはわかっていただけると思うのだが、飼い主としては、ウッ、可愛い!と、感じいって、じゃんじゃん甘やかしてやろう、と決心してしまう。ウッ、という音は、感動に声がつまった時の音なのだ。(金井美恵子『遊興一匹 迷い猫あずかってます』より)







 
by hitsujiya-azumino | 2015-07-12 19:53 | ひつじ屋日記