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バンコクの猫

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バンコクには写真のような路地がいたるところにあって、
猫がたくさん歩いています。(見えますか?)

気候は暖かで、人はやさしい。
屋台や市場がたくさんあって、エサにも困らないだろう。
猫にとっても、きっと居心地の良い町なんじゃないかな。
























富者は、要りもしない余計な物をふんだんに貯めこみ、
結局はそれをなおざりにし、浪費します。
いっぽう、幾百万という貧者は、食べ物がなく餓死するのです。
もし各人が必要な物だけを所有するなら、
ひとりとして困窮する者はなく、万人が満足に暮らしていけましょう。

実際には、富者は貧者におとらず不満をかこっているのです。
貧者は百万長者になりたがり、百万長者は億万長者になりたがります。

富者は、知足の精神があまねく世にひろがるよう、
率先して無所有を励行しなければなりません。
富者が自分の所有財産をほどほどに制限するだけでも、
飢えた者が容易に養われ、富者とともに満足することを学ぶでしょう。
無所有の理想を完全に充足するためには、人は鳥のように、
頭上に屋根をいただかず、衣服をもたず、
明日のために食物を貯えないことが求められます。

なるほど人間には日々のパンは必要ですが、
それを供給するのは神のなせる業であり、
人の分ではありません。このような理想に到達できる人は、
たとえ実在するとしても、きわめて少数です。

しかしわたしたち一般の求道者たちも、
それが不可能事に見えるからといって、しりごみしてはなりません。
たえず理想を視野におき、その光にてらして、
己の所有物をきびしく吟味し、その節減に努めなければなりません。
言葉のほんとうの意味における文明は、
需要と生産を増やすことではなく、
慎重かつ果敢に、欲望を削減することです。(マハトマ・ガンディー)

by hitsujiya-azumino | 2014-02-02 17:45 | 旅の写真