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ビエンチャンより

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ビエンチャンは、私が今まで見た首都のなかで、
もっとも首都という言葉が似合わない、こじんまりとした町だ。
東南アジアのどこにでもいる客引きはひとりもおらず、
町の中心でトラックを降りてもしーんとしている。
舗装されている道は大通りだけで、あとはみな未舗装の赤土。
行き交う車もなく、バイクの群れも自転車もなく、たいへん静か。
(角田光代「旅と年齢」より)


というほどではもうなかったけれど、
ビエンチャンは首都というよりも、都会から離れたリゾート地のような町でした。
こじんまりと静かで、人も車も少なく、ゆっくりと移動しているように見える。
高さを競うような建物は見えない。

気温は最高30℃くらいだろうか、ちょうどよい温かさに感じられる。
乾季のせいなのか湿気が少なくさわやかで、
ゲストハウスのベランダに干した洗濯物がよく乾くこと。

上の写真は『ビエンチャンの凱旋門』と呼ばれる「パトゥーサイ」の展望台からの眺めです。

ビエンチャンに着いたのは、あと10日ほどしたらバンコク発の飛行機に乗り、
帰国しなければならないという頃。
この後、
①ビエンチャン→国境越え→ノーンカーイ(タイ)→バンコク
②ビエンチャン→国境越え→ノーンカーイ→チェンマイ(タイ)→バンコク
③ビエンチャン→ルアンパバン(ラオス)→ファイサイ(ラオス)→チェンコーン(タイ)→チェンマイ→バンコク
のどれにするか迷った末、バスに乗ってルアンパバンに移動することにしました。


ビエンチャンより_a0034487_1313152.jpgパトゥーサイ



あなたの身にまとわりついた物を、捨てなさい。
持ち物を捨てれば捨てるほど、
あなたの魂の表面から所有欲という曇りが消え、
その魂は真実の輝きを取り戻す。(マハトマ・ガンディー)

by hitsujiya-azumino | 2013-03-10 13:27 | 旅の写真