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マレーシアのヨン様

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マレーシアから来たウーファーのヨン君に店を手伝ってもらっています。

ウーファー とは・・・ 

WWOOF [ウーフ] の意味

World Wide Opportunities on Organic Farms
「世界に広がる有機農場での機会」の頭文字です。

WWOOFは、有機農場を核とするホストと、
そこで手伝いたい・学びたいと思っている人とを繋いでいます。

*有機農業とは、無農薬、無化学肥料で作物を栽培する農業で、
人間と動物、環境にも考慮した農法です。
農薬を使う方法よりかなり手間がかかり、
また大型機械を使わない場合も多く、
人手が必要です。

ホスト : WWOOF登録し、ウーファーを受け入れる人。
ウーファー : WWOOF登録し、ホストに行き、手伝いをする人。WWOOFer
WWOOFする : ウーファーがホストで手伝い、生活すること。

◆WWOOFはいつ始まったのか?
1971年イギリスで芽生え、オーストラリア、ニュージーランドで発展しました。
現在は、世界20か国以上にWWOOF事務局が設置されています。
各国にその国のWWOOFを運営するWWOOF事務局が一か所あります。

日本では、1994年に誕生。
2002年からはインターネットを使い、
WWOOFジャパンとして本格的に活動しています。

Working Weekends On Organic Farms (有機農場での週末作業)というように、
週末だけ農家に行って手伝うことから始まったWWOOF(ウーフ)。
その後、週末に限らず、広がりを見せるようになり、
頭文字はそのままで、Willing Workers On Organic Farms (有機農場で働きたい人たち)
へと移り変わりました。

現在では、WWOOFの活動は世界中に広がっており、
一般的には、World Wide Opportunities on Organic Farms
(世界に広がる有機農場での機会)に変わっています。
しかしながら、WWOOF(ウーフ)は、もうWWOOF(ウーフ)であって、
どこの国でもWWOOFと呼ばれています。

◆ホストはどんな人たち?
無農薬、無化学肥料で作物を栽培する農場を核として、
様々な業種の人たちが登録しています。
農家民宿、農家レストランやカフェ、玄米菜食店、自然食品店、
自然体験学校、治療院、陶芸工房など数えきれません。
オーガニックな思考を持つ、様々な人を受け入れる大きな気持ちを持つところです。

◆ウーファーはどんな人たち?
気持ちよく一生懸命手伝い、ホストと交流しながら、
自分に合う「何か」を得よう、という意気込みを持っている人たちです。
日本人を含み、様々な国籍のウーファーたちがWWOOFしています。
作業できる体力があれば、年齢に上限なく登録できます。

【ウーフ・ジャパンのサイトより転載しました。ありがとうございます。】



ヨン君(通称ヨン様)は、大阪と松本のウーフホストを手伝った後、
先月末に安曇野にやってきました。
ひつじ屋では、カフェの仕事をおもに手伝ってもらっています。
周りに気を配りながら、誠実に働いてくれる、ステキな青年です。

マレーシアは「常夏」の国ですから(日本に来て初めて雪を見たそうです)、
いまの寒さはかなりつらい環境なのでは、と思いますが、
いつもニットキャップをかぶっている以外は、けっこう平気そうに見えます。
気を使ってくれてるのかな?

仕事の合間に、いっしょに長峰山に行ってきました。
安曇野を一望する眺めのすばらしいところです。
パラグライダーをしている人たちがいて、
いつもながら、「気が知れない」と思いました。ぶるぶるっ。

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ヨン君は、ことしひつじ屋で11人目のウーファーさん。
日本、ポーランド、台湾、イタリア、香港、
そしてマレーシアのウーファーさんを受け入れました。
彼らはみな謙虚で、礼儀正しく、笑顔で、献身的に働き、時間を守り、
掃除をいとわず、ご飯を残さず食べ、いつも身ぎれいにしている、
ほかに何を望めばよいのか分からない、ステキな若者たちでした。
(しかも無報酬ですからね)

ウーファーさんは、実は「神さま」が人間の形をして
ひつじ屋を応援に来てくださっているのだと思うようにしています。
実際、そのくらい彼らはみなすばらしいです。

どこの国からコンタクトがあっても、気持ちよく受け入れ、
素直に、誠実に接し、感謝の気持ちを忘れず、
もてなし、共に働き、共に食べ、共に生きていく。
そんなふうに続けていけたら、もうそれだけで幸せなのだと、感じるようになりました。
ほんとうにいつもたくさんの事を、ウーファーさんから学んでいます。
どうもありがとう。

★ところで、ヨンは「半分」左利きです。箸を持つのは右、字を書くのは左。もともと全部左利きだったのを、左手で食べるのは not polite(礼儀正しくない)だと言ってお母さんが直したそうです。ちなみにひつじ屋店主は、箸は左、鉛筆は右。ちょうどヨンの逆です。幼稚園児のとき左手ではさみが使えず、先生の指導によりはさみや鉛筆など一部が右利きに変わったのでした。
by hitsujiya-azumino | 2010-12-06 14:10 | ウーファーさんと共に