作家のお宅訪問

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金曜日(4/1)から始まる、十色屋菊地みゆきさんの『ふくろ展」。
工房とショップを兼ねるご自宅におじゃまして、
本邦初公開(?)、ふくろ制作中の様子を1枚。


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ふくろ展 その10
十色屋菊地みゆき
2015年4月1日(金)〜5日(火)
ひつじ屋ギャラリー
8:30〜18:00(期間中無休)





いままでの『ふくろ展』より
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ノラや、お前は三月二十七日の昼間、木賊(とくさ)の繁みを抜けてどこへ行つてしまつたのだ。それから後は風の音がしても雨垂れが落ちてもお前が帰つかと思ひ、今日は帰るか、今帰るかと待つたが、ノラやノラや、お前はもう帰つて来ないのか。(内田百閒『ノラや』より)









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by hitsujiya-azumino | 2016-03-30 20:37 | ひつじ屋ギャラリー | Comments(0)

もうすぐふくろ展です

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安曇野穂高の山麓線沿い、
ご夫婦で工房とショップを営む十色屋さんの奥さま、
菊地みゆきさんによる「ふくろ展」が
もうすぐひつじ屋で開かれます。


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これが10年目、10回目となる「ふくろ展」。
毎年少しずつ、形やデザインを変えながら、
しかし、いちばんの「肝」のところはずっと変わらずに、
毎年たくさんのふくろが、ひつじ屋の壁にかざられてきました。


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今年はどんなステキな作品が並ぶでしょうか。
きょうはいままでに展示された作品の中から
ボタンに注目してみました。


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こうして、ふくろに付けられたボタンを見るだけで、ひとつひとつの作品に、
みゆきさんがどれだけ心をこめられているかわかる気がします。
世界にひとつだけの「ふくろ」を、どうぞ見にいらしてくださいね。


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ふくろ展 その10
十色屋 菊地みゆき
2016年4月1日(金)〜5日(火)
ひつじ屋ギャラリー
8:30〜18:00(期間中無休)























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ノラの折込み広告第三回目の印刷物が出来て来た。今度は五千五百枚。
菊島が前二回通りに届けてくれた。

三たび
迷ひ猫について皆様にお願ひ申します。家の猫がどこかに迷つてまだ帰つて来ませんが、その猫はシヤム猫でも、ペルシヤ猫でも、アンゴラ猫でもなく、極く普通のそこいらにどこにでもゐる平凡な駄猫です。
しかし帰つて来なければ困るのでありまして、往来で自動車に轢かれたり、よその縁の下で死んだり、猫捕りにつれて行かれたり、さう云ふ事もないとは申されませんが、すでに一一(いちいち)考へて見て、或は調べられる限りは調べて、そんな事は先づないと思ふのです。
つまりどこかのお宅で迷ひ猫ととして飼はれてゐるか、又はあまり外へ出た事のない若猫なので、家に帰る道がわからなくなつて迷つてゐるかと思はれるのです。どうか似た様な猫をお見かけになつた方はご一報下さい。お願ひ申します。
大変失礼な事を申す様ですが、猫が無事に戻りましたら、心ばかり御礼として三千円を呈上致し度く存じます。

その猫の目じるし
1雄猫 2背は薄赤の虎ブチで白い毛が多い 3腹部は純白 4大ぶり、一貫目以上あつたが痩せてゐるかも知れない 5顔や目つきがやさしい 6眼は青くない 7ひげが長い 8生後一年半余り 9ノラと呼べば返事をする 電話33abcd (内田百閒『ノラや』より)










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by hitsujiya-azumino | 2016-03-28 09:25 | ひつじ屋ギャラリー | Comments(0)

a0034487_15504664.jpgあの頃(F6号)
松本市波田在住の画家あべおさむさんの個展開催中。
店に入ったとたん「うわっ」となるような生命力に満ちた絵が16点。
壁一面に力強い絵が並んで、
それらの絵を見ていると「気」を全身に浴びるような。
おさむさんの、向日性のまっすぐなエネルギーが、
絵に乗り移って放射され、こちらに向かってくるよう。


あべおさむ絵の世界
2016年3月25日(金)〜3月30日(水)
ひつじ屋ギャラリー
8:30〜18:00(期間中無休)


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ひつじ屋ギャラリー今後の予定
4月1日(金)〜5日(火) 「ふくろ展 その10」菊地みゆき(十色屋)a0034487_1849290.jpg

4月15日(金)〜5月9日(月) 「遊印望月信幸展」
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5月10日(火)〜5月25日(水) 加藤史子個展
5月28日(土)〜6月22日(水)サンガキヌヨ個展
6月25日(土)〜7月15日(金)小林史個展
7月16日(土)〜8月5日(金)中村潤一写真展















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【きょうのブラックシル子さん】
きのう新しいクルマが届いた。
ギンガオートさん(松本市梓川)で買った白い中古の軽。
ナンバーは5826。
シル子は「ゴーヤ次郎」と呼んでいる。







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暫らく振りに、いつもの鮨屋の握りが食べたいと思ふ。しかしその中にノラがあんなによろこんだ玉子焼があると思ふと食べる気がしない。止めた。(内田百閒『ノラや』より)









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by hitsujiya-azumino | 2016-03-26 16:38 | ひつじ屋ギャラリー | Comments(2)

クッキー型

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松本の雑貨屋さんで見つけたクッキー型。
これだけで何をかたどっているのか分かるところがいいですね。


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後ろに見えるのは、「あべおさむ 絵の世界」展。
29日までひつじ屋ギャラリーにて開催中。






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午後新座敷に坐つて庭を見てゐると、庭石を歩いて来た猫がこつちへ真正面に坐つて、ぢつと人の顔を見た。おやノラではないか、ノラかと大きな声を出した。ニャアと云つて落ちついてゐる。一寸来て見なさいと家内を呼んだが違つてゐると云ふ。しかしまだ未練が残つて庭下駄を穿いて傍まで行かうとしたら、のそのそ歩き出して向うへ行つた。尻尾の先が違ふ。それにおなかが大きいらしい。(内田百閒『ノラや』より)








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by hitsujiya-azumino | 2016-03-25 17:48 | ひつじ屋日記 | Comments(0)

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古本も売ってます。
文庫本1冊150円均一。
穂高駅前には、キオスクもコンビニも書店も古本屋もないので、
旅行中に「何か本が読みたいなー」という方の役に立てればと思い、
置き始めました。




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この棚に並ぶ『言いまつがい」(糸井重里監修・新潮文庫)。
150ページに、デコちゃんこと望月秀子さん(安曇野市穂高在住)
の作品が掲載されています。




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3月の店休日は、
3/3(木)、10(木)、17(木)、24(木)、31(木)
となっております。よろしくお願いいたします。





















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食膳の話しで、家内が時計の夢を見たと云ふ。時計の夢は人が帰つて来る前兆ださうで、家内は腕時計を一つも持つてゐない癖に、頻りにいぢくり廻してゐたさうである。それから、はたきではたく夢を見たと云ふので、今朝の薄目の時の浅い夢と思ひ合はせて、ぞつとする気持になつた。はたきの夢は三日の内に人が帰つて来る。猫が帰ると云ふ縁起はないけれど、かうなれば同じだらうと云ふ。何となく明かるい心地がする。(内田百閒『ノラや』)より











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by hitsujiya-azumino | 2016-03-22 20:10 | 本を読む | Comments(0)

素朴なインド更紗

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インド更紗(さらさ)は、いまも手仕事でこつこつと生み出される木綿布。
1枚1枚、木版や手描きで染められる布は、
手作りならではの微妙な「ズレ」があって、それが美しく愛らしい。
素朴で庶民的な、日常の布です。

ひつじ屋では、店主がインドに出かけた時に買い付けてきたものを、
安曇野にある「NPO法人野の花」さんで働くAさん(縫い物が抜群にじょうず)
にお願いして、ふろしきや手ぬぐい、ハンカチなどに仕立ててもらっています。



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夕平山来。
彼が帰つた後で又ノラは今どこにゐるかと思ひ出す。ノラが出這入りしてゐたお勝手の戸を、用もないのに一日に何度も気合ひを掛けて開けるが、空しく閉めるばかりである。寝る前の最後には、今帰つて来いと念じながら開ける。いつも夜風が筋になつて吹き込むばかりである。(内田百閒『ノラや』より)








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by hitsujiya-azumino | 2016-03-21 10:18 | ひつじ屋ギャラリー | Comments(0)

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安曇野は寒くなったり暖かくなったり。
春分の日の3連休、安曇野を訪れる観光客の方が増えてきました。
たくさんのご利用ありがとうございます。






















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快晴午薄日午後半晴。夕ストーヴをたく。
夜家内にノラが出て行つた三月二十七日の事を更めて聞き、今日は三十九日目だから或はもう帰らぬのではないかと云ふ事も考へなければならぬかと話し合つて泣いた。









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by hitsujiya-azumino | 2016-03-20 15:05 | ひつじ屋のお客さま | Comments(0)

穂高神社エールふたたび

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一気に暖かくなって、冷たい飲み物がうれしいほどの陽気です。
上の写真は、ひつじ屋カフェのメニュー『穂高神社エール』
を作るためのショウガのシロップ。

ある年の冬、北インドのリシケシというところに行った時、
冷たい風がぴゅーぴゅー吹くこの町のカフェには、
だいたい『ginger lemon honey』という温かい飲み物がありまして、
それがとても美味しく、身体を温めてくれたのでした。

帰国後、これを何とか再現できないかと試行錯誤し、
出来上がったのがこのシロップ。
ショウガとレモン、はちみつ、きび砂糖に、
幾種類かのスパイスをブレンドしてあります。

最初、「ジンジャーレモンハニー」っていうくらいだから
ショウガとレモンとはちみつを混ぜればいいのではと考えていたのですが、
それだけではなんだかマヌケな味。
適切な分量のスパイスを加えてやることが肝心のようです。

冬は、このシロップを使って、
ひつじ屋でも「ジンジャーレモンハニー」を出しているのですが、
これからは炭酸水で割った「穂高神社エール」にだんだんとシフト。
穂高神社公認、おいしいジンジャーエールをお試しください。




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タイから来たウーファーさん、ズァンズァンが撮ってくれた穂高神社エールの写真。ズァンズァン元気ですか?























「そういう状態になるのはあたりまえです。ワールドカップなのですから。緊張とか興奮とか不安がないほうがおかしいと思います。ワールドカップに選ばれた選手にしか経験できないことなので、楽しんでいきましょう」
すると、選手たちも「たしかにそうだよな」と納得したので、私は続けました。
「緊張したり、不安になったとき、『これはあかん、どうしよう』と思うとプレーできなくなる。『これでいいんや』と。それくらいがんばって準備してきた、それくらい強い気持ちがあるからこそ、そのエネルギーを試合にぶつけられる。緊張したり不安に感じたら『それであたりまえだ、それを感じられるのはいいことなんだ』と思ってください。
みんなのために、家族も友達もチームメイトも恩師もみんな応援してくれている。こんなに幸せなことはない。こんな経験ができるのはワールドカップに出られるからこそ。人生、もうこんなにドキドキワクワクすることはそうないと思うから、楽しみましょう!」(荒木香織『ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」』より)









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by hitsujiya-azumino | 2016-03-18 15:45 | ひつじ屋カフェ | Comments(0)

10年目の『ふくろ展』

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十色屋菊地みゆきさんの『ふくろ展』、今年もその季節がめぐってきました。

2007年、ひつじ屋がつぶれそうになったとき
たくさんの方に助けていただいて営業を続けられることになりました。
そのとき、「ひつじ屋で『ふくろ展』をしよう」と
手を差し伸べてくださったのがみゆきさんでした。
以来、毎年開いてくださる『ふくろ展』は、ついに10回目を迎えます。

今よりも狭かった店の、ただの白い壁に、
自分の作品(「ふくろ」)をぶらさげて並べようと思いついて実行するのもすごいけれど、
それを10年も続けてくださっていることが、本当にすごいなぁ、と思います。
そう思いませんか?

毎年たくさんのお客様が見に来てくださって、
手に取り、感触を確かめ、そしてたくさんの作品が買われていく。
すべてが1点もののみゆきさんの「ふくろ」が、
今年はどんな人と出会うのか、その「一期一会」を見届けたいと思います。


ふくろ展 〜その10〜 十色屋 菊地みゆき
2016年4月1日(金)〜5日(火)
ひつじ屋ギャラリー
8:30〜18:00(期間中無休)




昨年の『ふくろ展』より

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快晴。朝寒かつたのでストーヴをたき、後消す。
今日も成る可く気を外らさうと思ふけれど、つい又ノラの事を思ふ。家内が「ノラが帰りましたよ」と云ふのを想像し、或は庭から、書斎の窓から、洗面所の前の木戸の所から、いつもノラの出入口だつたお勝手の戸の外の踏み石の上から帰つて来た事を想像する。それが皆さうでないので、さう思つた前よりは一層悲しくなる。(内田百閒『ノラや』より)








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by hitsujiya-azumino | 2016-03-15 13:02 | ひつじ屋ギャラリー | Comments(0)



土曜日の午前中はNHK-FMを店でかけている。
7:20〜9:00 ピーター・バラカン「ウィークエンドサンシャイン
9:00〜11:00 ゴンチチ「世界の快適音楽セレクション」。

先週「世界の〜」でかかったのが、この「サンバがサンバであるからには」。
カエターノ・ヴェローゾとジルベルト・ジル。
(映像はカエターノ・ヴェローゾによる別ヴァージョンです)

さっそくアマゾンで検索して注文。
この春のひつじ屋音楽は、この路線で。


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友だちのノブちゃんが店に来て、このブログを楽しみにしていると言ってくれた。
うれしい。がんばろ。




















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晴、風吹く。午薄日薄曇。午後半晴。
晩のお膳の前でうたた寝をして、目がさめた途端に、ノラはまだ帰らないのかと思ふ。四十日近く風の音雨の音にノラを待つてゐるのになぜ帰つて来ないのだらう。猫一匹の事ではない。ノラがゐた儘のもとの家の明け暮れが取り戻したい。制すれども涙止まらず。(内田百閒『ノラや』より)











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by hitsujiya-azumino | 2016-03-14 09:13 | カフェの音楽 | Comments(4)