カテゴリ:本を読む( 45 )

旅をする人の本屋です

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店内の古本コーナーを広げました。
文庫本と新書はどれでも200円の均一価格で販売しています。
旅の途中の本好きなお方、ここで栄養補給をしてくださいな。




















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by hitsujiya-azumino | 2017-04-02 14:57 | 本を読む | Comments(0)

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わたしはコンシェルジュ(阿部佳・講談社文庫)という本を読む。
副題に「けっしてNOとは言えない職業」とある。
この本を読んで、今年のひつじ屋は「コンシェルジュ」をテーマにしたらどうかと考えた。

コンシェルジュとは何か。

コンシェルジュは、どんなに小さなことでも、どんなに大きな問題でも喜んで相談にのる、その土地の友人です。あなたの旅が快適で満足のいくものになるように、いつも「あなたが望むことは何か」をいちばんに考えます。

コンシェルジュのサービスは下町にあるような「昔なじみの商店街のオジさん」のサービスに似ています。人が店の前を通りかかると、気軽に声をかける。おせっかいはしないけれど、「きょうのおすすめ」の情報や、商品を買えばおいしい食べ方などを教えてくれて、さらに「美人だねぇ!」とオマケをつけて、気持ちよくさせてくれる。そんな「気質」がよく似ているように思えます。

コンシェルジュもおせっかいはしません。でもあなたが望むことがあれば、望んだ以上の満足をオマケにつけてお返しします。お世辞は言いませんが、誠意を持ってあなたを心地よくします。

慣れない旅先、とくに初めての土地というのは心細いものです。そんなときに、温かな気安さと親身の誠意であなたに接する『片時の友人』、それがホテルのコンシェルジュなのです。(『わたしはコンシェルジュ』より)



いかがでしょうか。安曇野の玄関口、穂高駅前にいるコンシェルジュ。
「その土地の友人」として、安曇野を訪れるみなさまの相談に乗ります。
けっしてNOとは言いません。(ほんとうか?)



というわけで、現在更新中のリンク集のタイトルを安曇野コンシェルジュひつじ屋に変更しました。

きょうは、松本にある「かつ玄」さんを以下のように掲載しています。


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松本にあるとんかつ屋さん。店は安曇野市との境に近い国道19号線沿い(麓庵)と、松本城の近くにもある(本店)。
「麓庵」は江戸時代に建てられた本棟作りの古民家を店舗にしている。
揚げたてのとんかつやエビフライはもちろんのこと、おかわり自由のご飯・味噌汁・漬物・キャベツもおいしい。
冬季限定のカキフライもおすすめ。
高速道路を利用して関東・関西方面に帰る人は、安曇野インターを通過して国道19号線を南下、かつ玄でご飯を食べて松本インターから乗ろう。

麓庵かつ玄 http://www15.plala.or.jp/katsugen/humoto.htm
〒390-0851長野県松本市島内7717
TEL0263−33-1129
営業時間11:30〜21:00(ラストオーダー21:00)
年中無休

かつ玄本店 http://www15.plala.or.jp/katsugen/honten.htm
〒390-0874長野県松本市大手4-9-7
TEL0263−32−2430
営業時間11:30〜21:00(ラストオーダー21:00)
年中無休















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by hitsujiya-azumino | 2017-02-05 13:25 | 本を読む | Comments(0)

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古本屋もやっているひつじ屋です。棚1個だけど。
写真のようには実際は並べていませんが、
よくみると同じ本が何冊もあることに気づきます。
それは店主が好きな本は、
見つけると店にあるとわかっていても仕入れてくるから。


『言いまつがい』は、
お知り合いの望月秀子さんの作品が掲載されたことで知られる。



ガソリンスタンドにて、わがダンナ、
「現金満タンね」
もちろん「レギュラー満タン」の言いまつがい。



『言いまつがい-新潮文庫-150ページより』





















来月この映画のDVDが発売になるのを待っている。









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by hitsujiya-azumino | 2016-10-25 18:26 | 本を読む | Comments(0)

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古本も売ってます。
文庫本1冊150円均一。
穂高駅前には、キオスクもコンビニも書店も古本屋もないので、
旅行中に「何か本が読みたいなー」という方の役に立てればと思い、
置き始めました。




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この棚に並ぶ『言いまつがい」(糸井重里監修・新潮文庫)。
150ページに、デコちゃんこと望月秀子さん(安曇野市穂高在住)
の作品が掲載されています。




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3月の店休日は、
3/3(木)、10(木)、17(木)、24(木)、31(木)
となっております。よろしくお願いいたします。





















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食膳の話しで、家内が時計の夢を見たと云ふ。時計の夢は人が帰つて来る前兆ださうで、家内は腕時計を一つも持つてゐない癖に、頻りにいぢくり廻してゐたさうである。それから、はたきではたく夢を見たと云ふので、今朝の薄目の時の浅い夢と思ひ合はせて、ぞつとする気持になつた。はたきの夢は三日の内に人が帰つて来る。猫が帰ると云ふ縁起はないけれど、かうなれば同じだらうと云ふ。何となく明かるい心地がする。(内田百閒『ノラや』)より











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by hitsujiya-azumino | 2016-03-22 20:10 | 本を読む | Comments(0)

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電子書籍リーダーkindle(キンドル)を買ってから、
村上春樹の「村上さんのところコンプリート版」を読んでいます。

期間限定サイト「村上さんのところ」に寄せられた読者からの質問に、
村上春樹が3か月半にわたって続けた回答のなかから、
単行本では473問をセレクトして掲載。

それが電子書籍の「コンプリート版」では3716問を完全収録。
「単行本8冊分」の量ということで、
いったいいつになったら読み終わるのかと思いながら、
せっせとページをめくっております(「ページ」をめくるんです)。

おせっかいなことにkindleには、
あとどのくらいで読み終わるかを表示する機能あり、
店主の場合、11/22現在「本を読み終えるまで32時間56分」となっている。
ウザい。(ちなみにこの表示は消しておくことができます)

キンドルが発売された頃は、こんなもので本を読んで楽しいのかと
かなり否定的に見ておりましたが、使い始めてみると案外平気。
旅行の時とか荷物にならなくて便利かも、と思ったりもします。

あと重宝するのが、就寝前のふとん内読書。
老眼が進行すると
暗いところで活字を読むのが辛くなってくるのですが(ですよね)、
バックライトが明るく照らしてくれるので
(しかも活字の大きさを自由に変えられる)、
たとえ部屋の電気が付いてなくもストレス無しに読むことができます。
メガネも要らない。これはいいです。




















a0034487_199594.jpgマトちゃんの足にハートマーク。
実物を見たい方はご相談ください。
【質問】わたしは現在FacebookやTwitterなどのSNSを使っています。でも、本当はあまりやりたくないんです。なんだか自己表現というか、自己顕示をし合う空気が苦手に感じてしまうのです。でも、やってないと社会不適合な人みたいに見られる感じがします。だから、一応登録はしていますがとてもモヤモヤしています。そこで折り入って村上さんにお願いなのですが、村上さんのFacebookやTwitterなどのSNSに対するスタンス、距離感、お考えをお聞かせ願えませんでしょうか。よろしくお願いします。(あゆ、男性、23歳、学生)

【回答】べつにフェイスブックやツイッターをやらなくても、社会不適合者にはなりません。やりたくなければ、やらなくていいのではないでしょうか。そんなものとは関係なく、自分自身の世界を自分の手でつくっていけばいいんです。自分をきちんと表現するには時間がかかりますし、そのための正しい場所も選ばなくてはなりません。あなたにはあなた自身の場所があるはずです。まわりの流れに乗せられて、自分のペースを見失わないように。みんなと同じことをするのが、社会に適合する唯一の道ではありません。僕はそう思います。
僕はべつにSNSに対して反感を持っているわけではありませんが、そういうものに向いている人と向かない人がいます。あなたはたぶん向いていないんでしょうね。 村上春樹拝

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by hitsujiya-azumino | 2015-11-22 19:42 | 本を読む | Comments(0)

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自宅のとなりに住むCちゃんが、
ベビーカーに乗せた娘のKちゃんと一緒に店に来た。
松本にある「餃子の王将」に行ったという。

Cちゃんが注文したのは八宝菜セット。
八宝菜の丼に唐揚げが2個乗り、そこに餃子が1人前(6個)と、
あとたしか何かが付くのだと言われたような気がする。
食いしん坊のCちゃんゆえ、そのくらいの量は余裕。

そして、「平松洋子さんが餃子の王将を紹介している文章があって、
それもおもしろかったわー。絵は谷口ジローさんが描いてはったし…」
って。

おっ、平松洋子、谷口ジロー。
俄然読みたくなった店主は、すぐに安曇野市図書館のサイトをチェックし、
ステーキを下町で』を予約。
その本をきのう図書館で借りることができました。



「餃子の王将」は、じわじわと這い上がってきた苦労人である。昭和42年、京都四条大宮に生まれたちいさな町のラーメン屋は、ほどなく餃子を看板商品に据えて攻勢に打ってでた。売り上げを確実にキープしながら自前のセントラルキッチンや工場を設置し、全国に店舗を広げてチェーン展開。いまでは日本各地に603店舗、日本中で一日につくる餃子は総計170万個というからすさまじい出世ぶりである。


炒飯、これも興味深かった。具はシンプルにチャーシュー、卵、ねぎ。ごはんに独特のパラパラ感と風味があるのは、あらかじめ味をつけて炊いているからだろう。王将独特の味わいは郷愁をくすぐってくる。そこへだめ押しの熱々の餃子、から揚げ。おなかいっぱいのボリュームのなかに、ほのぼのと三丁目の夕日を浴びているようなノスタルジーがある。


餃子の焼きかたはこうである。
①油をひき、一人前6個単位で並べる。
②すぐ水を注いでふたをし、蒸し焼き。蒸らし時間は鉄板の温度によって変える。
③蒸気がでなくなって皮に透明感がでたらヘラですくい取り、焦げ目を上にして盛る。
混み合う時間帯には、注文のたび焼いていたら後手後手に回ってしまう。観察していると、なんと客足をみながら先回りして焼いていることに気がついた。お客を待たせないための先制攻撃が着々と行われているのだった。餃子ひと皿231円。「安い・早い・うまい・ボリュームたっぷり」、みごとなトライアングルがきっちり決まっている。(以上すべて平松洋子「はじめての『餃子の王将』より引用)





うーむ、本を見ながら入力していたら、いますぐ王将へ食べに行きたくなりました(只今11:06AM)。きょうのタイトルは「はじめての餃子の王将」ですが、こんど、はじめての餃子の王将に行ってまいります。




















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猫にやる煮魚は薄味の方がいいと云ふ事を聞いて、別に薄味に煮てやる様にしたが、煮たのより生の方がいいと又教はつたので、生の儘やる様にしたら大変よろこんで食べる。猫を飼つた経験がないので、さう云ふ事はよく解らないが、いわしは好きでないらしい。小あぢの筒切りばかり食ふ。ノラは与へた食べ物をお皿の外へ銜へ出す事をしない。辺りをちつともよごさずに、お皿の中だけで綺麗にたべる。(内田百閒『ノラや』より)

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by hitsujiya-azumino | 2015-11-16 11:26 | 本を読む | Comments(0)

回文

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長野市で仕入れてきた古本。
そのなかに『回文堂』という本がありまして、
回文(かいぶん)とは、
上から読んでも下から読んでも同じ文になるもののこと。
竹やぶ焼けた、とかね。

店主が人生で出会った最高の回文は、
「軽い機敏な仔猫何匹いるか」
かるいきびんなこねこなんびきいるか
(コピーライター土屋耕一氏作)

なのですが、『回文堂』に載っているのはたとえば、
「カツラ落下」(かつららっか)
とか、
「ミスター片隅」(みすたーかたすみ)
とか。まあまあです。

この本を読んだ夜、店主が作った回文。
「レコード、どーこれ?」

いかがでしょうか。



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またたび浴びたタマ(村上春樹氏作)

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by hitsujiya-azumino | 2015-11-02 19:01 | 本を読む | Comments(0)

ブックオフからキンドル

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そういった現状を考慮すると、
電子書籍では読書に対する発想を変えなければいけません。
どういうことかというと、当分の間、
電子書籍は「新しく読むための本」とは考えないことです。
では、何を読めばいいのか。
「電子書籍の読書術」として私が勧めたいのは、
「紙の本と同じ本を電子書籍で読む」
つまり「二冊目」を電子書籍で買うということです。
あくまでも最初は紙で読むことを原則として、
紙で読んで常時携帯しておきたい本、
あるいは紙の本は将来的に捨ててしまうかもしれないけれど、
持っておいたほうがいいと思う本を電子書籍で買うのです。
(佐藤優『知の読書術』より)


このくだりを読んで、キンドル(電子書籍リーダー)が欲しくなりました。
そこで、そのために必要なお金を捻出するため、
本とCDを本棚からダンボールに詰め、
昨日ブックオフに持って行きました。

1万円くらいにはなってほしいなー、と考えていたのですが、
首尾よく14000円ほどになりましたので、
きょうはさっそくアマゾンでキンドルを注文。
さて、店主はほんとうに使いこなすのか?たのしみ。
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by hitsujiya-azumino | 2015-09-18 13:56 | 本を読む | Comments(0)

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よくお茶を飲みに来てくださるO田さん(元文芸誌編集長)から、
「ヒロシ君、『ブラックジャックによろしく』という漫画を注文してくれないか」
と頼まれる。
アマゾンで調べてみると、「旧」13冊、「新」9冊出ていて、
それぞれ中古のセットを買うことができるようだ。
金額を伝えると、それでいいと。

ふだんマンガの話などしないのに、なぜ買うのか尋ねると、
病院の待合室で手にとってみたら、面白くて夢中で読み終えたとのこと。
だから手元においておきたい、
それとひとつアイデアがあるんだ、と。(O田さんは現役編集者)
そうか、そんなに面白いんだ。


・あらすじ  「じゃあ、君が腎臓をくれるの・・・?」 超一流、永禄大学附属病院の研修医・斉藤英二郎。 その最後の研修先は泌尿器科だった。 先輩の看護師・赤城が 腎不全を患っていることを知った斉藤は、 彼女を救う唯一の手段"臓器移植"と向き合うことになる。(アマゾンの商品説明より)


その晩、借りていたDVDを返すために寄ったGEOで
『新ブラックジャック~』を見つけ、試しに1冊借りたヒロシは、
翌朝残り8冊を抱えカウンターに向かったのであった。

いやぁ、面白かったです。
久しぶりに夢中でマンガを読みました。

そしてきょう、店に届いた「旧」と「新」のセットを横目に、
O田さんに電話をかけるヒロシは、
「旧」を貸してもらえないかとねだるのでありました。

























悪い夢は誰だって見たくないものだ。
夜中にぞわぞわするものを感じたら、
そのまま横たわっていないで、
すぐに起き上がり、冷たい水を飲もう。
できれば屋外で深呼吸をし、
新鮮な空気を取り込もう。
そして祈りを唱えよう。(マハトマ・ガンディー)

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by hitsujiya-azumino | 2015-05-29 22:10 | 本を読む | Comments(0)

津村記久子に注目

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きのうのつづき。
今年図書館で借りて読んだ本でいちばん面白かったのは、
赤坂真理の『東京プリズン』だった。

来年はひそかに津村記久子に注目している。
さいきんよく名前を聞くようになったような気がする。
初めて読んだ(そして今も読んでいる)彼女の本は、
『やりたいことは二度寝だけ』というタイトルのエッセイ集。

例えばこんな文章。



今までの人生で投票をしてみたかった時期といえば、ぶっちぎりで小学生の頃である。一年生から三年生まで、すごく通学路の長い田舎の小学校に通っていたのだが、選挙というと思い出すのは、決まってその帰り道にいくつかあった選挙ポスターの掲示板のことだ。升目で区切られ、特別なのかそうでないのかよくわからないおっちゃんおばちゃんの顔のチラシが貼られた掲示板を、わたしと友達は、毎日のようにまじまじ眺めながら帰っていた。升目の板が、たくさんのポスターで埋まっていると、なんだかにぎやかで楽しい気がしたし、少なければ少ないほど寂しかった。たくさん顔が貼られていた時のあの活気は何だったのだろう、という無常感に浸ったものだった。
自分たちには関係がない、ということが不思議なぐらい、選挙の掲示板は道で目立っていて、わたしと友達は、おっちゃんおばちゃんの名前を一人一人読み上げながら、誰の印象がいいかというようなことを話し合っていたのだった。そして、自分たちに選挙権がないことを憤慨していた。わたしなら誰それに入れるのに!などと。もちろん、小学生に政策について話し合う素養などはない。マニフェストなどという言葉も、もちろん浸透していなかった。なぜか、その当時の情景そのものは、音や映像として不思議なほど鮮明に頭の中に残っていて、立候補者の名前を一人一人唱えたりするものだから、今も姓名をきっちり言える候補者がいる。わたしは昨日この人はだめだと言ったが、やっぱり考えなおしたよ、この人しか考えられない、などと言っていた友人もいた。何を考えなおしたのかについては永遠に謎だ。(「小学生と選挙」より)



いいなぁ。
図書館はもう冬休みに入ってしまったけれど、
来年、図書館の棚にずらっと並ぶ津村記久子の本を眺めてどれにしようかと考える、
そのことを想像するとうれしい。
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by hitsujiya-azumino | 2014-12-28 19:39 | 本を読む | Comments(0)