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騎士団長殺し第1部

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ついに届いた『騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編』。
村上春樹の新作である。

安曇野市中央図書館に予約したのは3月13日頃。
第1部と第2部を同時に予約した。
このとき「28人待ち」と言われる。

その話はこちら。 http://hitsujiya.exblog.jp/23715377/

そしてなぜか第2部が先に届いた。

その話はこちら。 http://hitsujiya.exblog.jp/23879196/


第2部から読むわけにいかないので、図書館に返却。
第1部を待つ。
第2部は後日改めて予約した。


そしてようやく第1部が用意できたとのメールが届く。




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「なあ、ちょっと待ってくれ。メンシキって言ったっけ?」と政彦は言った。
「そうだよ。メンシキ。免税店の免に、色彩の色だ」
「メンシキ……」と彼は言った。
「前にどこかで、その名前を耳にしたような記憶があるんだが、ひょっとしたらおれの錯覚かもしれない」
「あまりない名前だから、一度聞いたら忘れないんじゃないかな」
「そうなんだ。だからこそ頭の隅にひっかかっていたのかもしれない。でもそれがいつだったか、どういう経緯だったか、記憶が辿れない。なんだか、喉に魚の小骨がひっかかっているみたいな感じだ」 
思い出したら知らせてくれと私は言った。そうすると政彦は言った。 

私は電話を切って、軽く食事をとった。食事の最中に、つきあっている人妻から電話があった。



これって「誤字脱字」の類いじゃないですよね。
小説だからこういうこともアリ、だってことですよね……。















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by hitsujiya-azumino | 2017-06-14 13:07 | 本を読む