携帯不携帯的人生

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先月、沖縄でケータイを失くしました。

朝、レンタカーに乗って宿を出発してから数時間後、
「花人逢(かじんほう)」という店に着きました。
ここは友人のJ子から薦められていた、絶景の地にあるピザ屋さん。
テーブルに並べられたおいしそうなピザを写メに撮り、J子に送ってあげようとしたところで
ケータイが無くなっていることに気づいたのです。

a0034487_19422856.jpg花人逢からのながめ
そのときまでに寄ったのは、「八重岳ベーカリー」と「cafeハコニワ」、そして「花人逢」。
さっそく花人逢の駐車場からテーブルまで、歩いて来た辺りを探したものの、見当たらず。
お店の人に緑色のこんな形のケータイをもし見つけたらここに連絡くださいとメモを渡し、
「cafeハコニワ」と「八重岳ベーカリー」をめざし、走って来た道を戻って行きました。
しかし、どちらの駐車場にも店内にも、わがケータイは見つからず・・・。

a0034487_1944230.jpgcafeハコニワ
ただ、八重岳ベーカリーは山の中腹にあるパン屋さんで、
広大な敷地を散策することができるようになっており、
そこを1時間ほどかけて散歩していたので、
もしその途中で落としたのだったら、
草むらに隠れて見つからないかもなーと思っていました。
こういう色のケータイだし。

a0034487_20161761.jpg八重岳ベーカリー
そんなことを考えながら、歩いた道を辿ってみたのだけれど、
結局見つけることはできず、
ここでも店の人に連絡先を書いたメモを託し、
ひとまずあきらめて、宿に戻ることにしました。

a0034487_19474937.jpga0034487_1948324.jpga0034487_19481772.jpg散歩道にて

実はしばらく前から、携帯電話を持たなくても生きていけるのでないか、
いやむしろ無いほうが楽になっていいのではないかなー、と考えるようになり、
このブログにもそんなことを書いたのが今年の1月でした。
http://hitsujiya.exblog.jp/19156157

だから、今回失くしたのは、もうこれで、この沖縄でケータイやめればいいよ、
という神さまからのメッセージなのではないかしら?と考えたりして、
もしもこのまま見つからないのなら、安曇野に帰ったら解約しよう、
そうして、やっぱりどうしても必要だとなった時には、
auから妻や息子と同じソフトバンクに乗り換えよう、
とその夜、妻と話したりしておりました。
「いやー沖縄でケータイ失くしてよかったよ、安曇野に帰ったら心機一転、
携帯不携帯の快適な人生を送るよ」。
どこかに落としたヘマな自分は棚に上げたまま・・・。

a0034487_1950341.jpg宿

ところが翌朝、妻のケータイが鳴ると、
相手は八重岳ベーカリーのスタッフでした。

「はい」
「もしもし」
「もしもし」
「八重岳ベーカリーの○○ですが、タカハシさんのケータイが見つかりました」
「えっ、どこにあったのですか?」
「けさ散歩していたら、連れていた犬が緑色のモノを口にくわえて草むらから出てきました」
「あら」
「はい。それがタカハシさんのケータイのようです」
「ありがとうございます。それではさっそく伺いますので、よろしくおねがいします」
「はい、おまちしております」


というわけで、みたび八重岳ベーカリーに足を運んだ我々は、
めでたくケータイを手に戻し、安曇野への帰路についたのでした。


a0034487_195108.jpg八重岳ベーカリーの散歩道にて
しかし。せっかく失くして、もうこれからはケータイのない人生を送るのだ、
と意気込んでいたのに、出てきたケータイを見て、
なんとなく不本意というか、釈然としない気分で・・・。

そして数日後、やはり解約しようとauに出かけたのでした。

「いらっしゃいませ」
「あの、すみません、ケータイを引退したいのですが・・・」
「は、、、ではこちらにおかけください」
「おねがいします」


「お客さま、きょう解約されますと、手数料が9450円かかりますがよろしいでしょうか。
それから、16,000円分ほどポイントが残っておりまして、それもゼロになりますが・・・」
「むむむ」
「あ、でもお客さま今年の4月が更新月なので、そのときに解約されれば手数料はかかりません」
「えっ、あの、では、出直してまいります。また来ます」
「はい。ありがとうございました」

「すいーーん」(自動ドアの閉まる音)


さあ、そしていよいよ明日から更新月。
ポイントは、au公式サイトでパソコン用の外付けハードディスクと自宅用の中華鍋を買って
すべて使い切りました。
あとはauにいくだけじゃ~~。(マジですか・・・)


a0034487_19465024.jpg八重岳ベーカリーの散歩道からのながめ


























持ち物を減らしていくにつれて、自分に必要な物もだんだん減っていく。
それは幸せと自由を得ることでもある。
自らの楽しみのためだけに物を持つより、
この身を人のために捧げたほうが、はるかに人生は豊かになる。
(マハトマ・ガンディー)

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by hitsujiya-azumino | 2014-03-31 20:26 | ひつじ屋日記 | Comments(0)