こっふぇる梅太郎閉店

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大好きなパン屋さん「こっふぇる梅太郎」が、移転のため閉店しました。

天然酵母とか国産小麦粉とか店主がイケメンとか焼きそばパンとかクリームパンとか、
こっふぇる梅太郎のよさを伝えるキーワードはいろいろあるけれど、
なにより、とにかく溢れるようにパンが美味しい。
それがこっふぇる梅太郎のいちばんすてきなところでした。

天然酵母や国産小麦粉を使うことは簡単でも(簡単でなかったらすみません)、
美味しいパンを毎日焼くのはきっとむずかしい。
客がほんとうに求めるパンを作り、並べ、売るのは、きっとさらにむずかしいだろう。

中山さん夫婦は、安曇野に暮らす人、安曇野を訪れる人がどんなパンを求めているのか、
どんなパンが売られていれば喜ぶのか、うれしいのか、幸せなのか、
そういうことをすごくいっしょうけんめいに考えていたのではないだろうか。

自分が作りたいものを作り、売りたいものを売るのは簡単でも、
人が求めているものは何かを考え、それを作り、売ることは、とてもむずかしいと思う。


昼頃にはすでにあらかた売り切れているような繁盛店だったけれど、
店主の中山聡さんは、スタッフを増やすことも、営業時間を延ばすことも、
店を広げることも、支店を作ることもしなかった。
自分たちで作れるだけのパンを、ありったけの気持ちを込めて、毎朝焼いていた。
すばらしい。

そうして穂高に店を出してから6年、
彼らは実家(上伊那郡辰野町)の近くに家を建て、
そこで新たにパン屋さんを開こうとしています。

梅太郎さん、ありがとう。
あなたのような店が繁盛していることが
安曇野に住むものの誇りでした。

ひつじ屋でも、食パンを仕入れ、トーストを出していました。
とても評判が良くて、メニューに「梅太郎のパン」と書いてあることが誇らしかったです。
店のスタッフもみんな、お昼に梅太郎さんへパンを買いに行くのが大好きでした。


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みんなに愛されることですね。ビジネスマンはみんなに愛されないといかんですよ。あの人がやってはるのやったらいいな、物を買うてあげよう。と、こうならんといかんですよ。そうやるには、奉仕の精神がいちばん大事です。奉仕の精神がなかったら、あそこで買うてあげようという気が起こらない。(松下幸之助)
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Commented by 不愉快に思う at 2012-01-05 10:52 x
商売は結果! じゃー何故 引っ越すのですか? 成り立たないからじゃないですか? 奉仕するなら全財産投資すれば引っ越ししないのでは? 職人は上を目指す 甘いですよ あなたも。。。
Commented by さやか at 2012-01-09 19:42 x
商売の目的は人それぞれですよね。パン屋さんは利益をだすのは本当に大変。繁盛してくれば、規模を大きくしたくなるのが大半の人の考え、でも家族の時間を大切にしたり、自分を見失わないために余裕をのこすことをしたいと思えば、それをしない人もいる。自営業をしていく上で、コッフェルさんのようなやり方をする方が、よっぽと勇気がいることかもしれない。

何はともあれ、私はコッフェル梅太郎さんが好きでした。とてもあたたかなご夫婦でした。移転してしまうのは残念ですが、新しい土地で頑張ってほしいなと思います。
Commented by ひつじや at 2012-01-11 19:00 x
いろいろ偉そうに書きましたが、こっふぇる梅太郎さん(中山さんご夫婦)のこと実はあまりよく知らないのです。商売の話をしたこともないし…。ぼくの勝手な妄想です。
でも、「成り立たないから」引っ越すのではないと思います。あの店が成り立たないのなら、成り立つパン屋さんはないでしょう。そのくらい繁盛していましたから。
ともあれ、近所においしいパン屋さんがあるというのはとても幸せなことだと、いまさらながら感じています。すばらしい腕をもっていますから、新天地でもきっと活躍されるはず。そのうち行ってみたいな。
by hitsujiya-azumino | 2011-12-30 10:48 | ひつじ屋日記 | Comments(3)